0次健診とは?
第1期0次健診(ベースライン調査)
「 ながはま0次予防コホート事業」の柱となる「0次健診」
0次健診は長浜市民の30 歳以上74 歳以下のおおむね健康な人で、「ながはま0次予防コホート事業」やその内容の説明を受け、 参加同意した人が対象です。(※現在は新規での募集を行っておりません。)
なお、特定健診と同様に0次健診の結果は参加者に渡されますが、ゲノム情報を含めて一部の情報は個人には返却されないことが 「ながはまルール」で決められています。 医療意義がはっきりしない項目の結果は、個人には返さないことが原則となっています。
0次健診は平成19年度にパイロット事業として、まず273人に参加していただき、翌年からベースライン調査がスタートしました。参加者は平成20年度は1,127人、平成21年度は 4,638 人、平成22年度は4,046人と順調に増え、合計10,084人となり目標の1万人を突破しました。
第1期0次健診の検査項目
- 0次健診の検査項目(ベースライン調查)
- 中心血圧測定
- 胸部レントゲン検査
- 歯科診察
- 大動脈波速度測定
- 心電図検查
- 眼科検査
- 呼吸機能測定
- 健康と生活習慣に関する質問票
- 特定健診の検査項目
- 問診
- 身体計測(身長、体重、BMI、腹囲)
- 血圧測定
- 理学的検查(身体診察)
- 検尿(尿糖、尿蛋白)
- 血液検査
- 脂質検査(中性脂肪、HDL コレステロール、LDLレステロール
- 血糖検查(空腹時血糖またはHbA1c)
- 肝機能検查(GOT、GTP、r-GTP)
大動脈派速度測定(血管年齢測定)
上腕と両足首の血圧から血管の硬さと詰まりを評価します。
検査方法は、上腕と両足首に血圧のカフを巻き、血圧を測定します。健康な動脈はしなやかですが、動脈硬化が進むと血管の壁が厚く硬くなります。 硬い血管では脈が速く伝わる性質を利用して、四肢の血圧から血管の硬さがお年並なのかそうでないのかを評価し、血管の年齢として結果を返却します。
通常、上腕の血圧と足首で測った血圧とは同じか足の方が若干高くなります。ところが、太ももの血管に詰まりがあると、 詰まりに邪魔されて足首に届く血液が減るため、足首の血圧が低くなります。
詰りがひどくなると、足が腐るなど大きな病気につながります。上腕と足首の血圧を比較して大動脈に詰まりがないか確認します。
検査方法は、上腕と両足首に血圧のカフを巻き、血圧を測定します。健康な動脈はしなやかですが、動脈硬化が進むと血管の壁が厚く硬くなります。 硬い血管では脈が速く伝わる性質を利用して、四肢の血圧から血管の硬さがお年並なのかそうでないのかを評価し、血管の年齢として結果を返却します。
通常、上腕の血圧と足首で測った血圧とは同じか足の方が若干高くなります。ところが、太ももの血管に詰まりがあると、 詰まりに邪魔されて足首に届く血液が減るため、足首の血圧が低くなります。
詰りがひどくなると、足が腐るなど大きな病気につながります。上腕と足首の血圧を比較して大動脈に詰まりがないか確認します。
呼吸機能測定(肺年齢測定)
息を限界まで吸って一気に吐いたとき、最初の1秒で吐くことのできた息の量を測定します。呼吸器の機能を評価します。
検査方法は、スパイロメーターという機械を使って測定します。鼻をノーズクリップで止め、呼吸管を接続したマウスピースを口に咥え、限界まで息を吸った後、限界まで息を吐き出します。肺の空気を入れる容量が少なくなる「拘束性肺機能障害」(肺炎や肺結核、肺線維症など)、空気の通り道が狭くなる閉塞性肺機能障害(肺気腫や気管支喘息、気管支炎など)を評価し、肺の年齢として結果を返却します。
拘束性障害と閉塞性障害がまざった混合性換気障害もあります。
検査方法は、スパイロメーターという機械を使って測定します。鼻をノーズクリップで止め、呼吸管を接続したマウスピースを口に咥え、限界まで息を吸った後、限界まで息を吐き出します。肺の空気を入れる容量が少なくなる「拘束性肺機能障害」(肺炎や肺結核、肺線維症など)、空気の通り道が狭くなる閉塞性肺機能障害(肺気腫や気管支喘息、気管支炎など)を評価し、肺の年齢として結果を返却します。
拘束性障害と閉塞性障害がまざった混合性換気障害もあります。
中心血圧測定
上腕で測定した血圧と手首の脈の形とから、心臓の血圧を推計する検査です。
中心血圧とは、心臓の近くの血圧のことで、本当の血圧とも言われています。中心血圧は、上腕血圧よりも脳卒中や心筋梗塞と密接に関わっていると考えられていますが、まだ十分には解明されていません。0次健診のデータを分析することで、中心血圧の臨床的意義を解明していく予定です。
中心血圧とは、心臓の近くの血圧のことで、本当の血圧とも言われています。中心血圧は、上腕血圧よりも脳卒中や心筋梗塞と密接に関わっていると考えられていますが、まだ十分には解明されていません。0次健診のデータを分析することで、中心血圧の臨床的意義を解明していく予定です。